今しか食べられない新栗を贅沢に使った絶品菓子も!『とらや 赤坂店』が10月1日リニューアルオープン!

約3年の月日を経て、ついに10/1『とらや 赤坂店』がリニューアルオープン。

1964年、東京オリンピックの開催年に地上9階建てのビルとして誕生した旧赤坂店。

重厚感のある旧赤坂店の佇まいとは打って変わり、老舗でありながらこれからを見据えた新たな姿の中には、“美味しい和菓子を居心地の良い空間で喜んで召し上がっていただく”という想いが詰まっている。

さて、生まれ変わった『とらや 赤坂店』について紹介していこう。

ガラス張りになったことで店内は明るくなり、老舗でありながら入りやすさも感じさせる

「和菓子にも味があるように、建物にも味がある」
空間も楽しめる新たな『とらや 赤坂店』が誕生

自然光が射しこむガラス張りの外観が印象的な新赤坂店。

同店の設計はこれまでに『とらや 東京ミッドタウン店』、『とらや 京都一条店』、『TORAYA TOKYO』も手がけてきた建築家・内藤廣氏が担当。

「何が大切で変えてはいけないものなのか、また、何を変えれば今の感性につながるのか」を基に、“簡素にして高雅”を念頭に置いて造られている。

扇形の敷地に扇形の建物を素直に建て、奥行きや陰翳、檜の板壁と黒漆喰の大壁による質感によって、外観、内観ともに味のある建物が完成した。

「虎屋菓寮」

喫茶からギャラリーまで!
和菓子だけでなく、居心地の良さも追求

地上4階・地下1階建てとなっており、菓子製造場、喫茶、売場、ギャラリーで構成されている。

これまで地下にあった「虎屋菓寮」(喫茶)を3階に移動。

テーブル席をはじめ、半個室、外を眺められるカウンター、テラス席も用意し、定番から限定メニューまで、開放的な空間で堪能することができる。

「虎屋菓寮」からの望みは抜群。これからの季節ならば、赤坂御用地の木々や青山通りの街路樹が紅葉した姿を眺めながらいただく和菓子は格別だろう。

同階には御用場(製造場)を設置。生菓子や焼き菓子など、同店で販売する一部を毎日手づくりするのだ。

御用場はガラス張りになっており、職人がお菓子をつくる様子を見ることができる。

1674年から使われている「とらや」の「鐶虎(かんとら)」。旧赤坂店の売り場で使われていた「鐶虎」に新たなプラチナ箔加工を施し、2階(売場)にある黒漆喰の壁の前に再度掲げられている

2階の売り場はワンフロアを広々と使い、定番品や限定品から、オートクチュールなどの特別注文品まで、さまざまなお菓子が取り揃えられている。

1階は予約品の受け渡しが素早くできるエントランス、地下1階にはギャラリーを設け、和菓子や日本文化を発信する企画展やイベント、虎屋文庫による資料展の開催などを予定。

美味しい和菓子を食べたり、ギャラリーの展示を鑑賞したり、五感を刺激してくれる開放的な空間へと生まれ変わった『とらや 赤坂店』へ、ぜひ足を運んでみて。

季節限定品から赤坂店限定品も! 気になるメニューをご紹介

※価格はすべて税込

写真は中形サイズ

特製羊羹「千里の風」

価格:竹皮包1本 3,888円/中形1本 1,944円
※赤坂店限定

屋号の虎にちなんで、黄と黒の虎斑模様が勇猛果敢に風を切って走る虎を思わせる赤坂店限定の羊羹。

リニューアルオープンを記念して、他店舗でも本日10/1(月)から中形サイズを数量限定で販売。


小形羊羹「新栗」

価格:1本 368円/5本入り 1,944円
販売期間:11月中旬まで
※リニューアルオープン記念・新発売

裏漉しした新栗と白餡を煉りあげた、まろやかな栗の風味を堪能できる一品。

赤坂店が描かれたパッケージのイラスト、内藤氏によるもの。

生姜入焼菓子「残月」

価格:1個 303円
※赤坂店限定

明け方まで空にうっすらと残っている残月を表した生姜風味の焼菓子は、大正7年(1918年)の菓子見本帳にも描かれている歴史あるお菓子。

赤坂店限定の「残月」は当日に店内の御用場でつくられたものを提供する。

― 新栗まつり ―


「栗蒸羊羹」

価格:4,752円
販売期間:11月中旬までの予定

餡に小麦粉と葛粉を加え、新栗の風味を大切に仕上げた蒸羊羹。

どこを切っても栗が出るように一粒ずつ栗を敷き詰めてつくられており、栗蜜を混ぜ込んだ蒸羊羹部分からほのかな栗の風味を感じられる。


「栗鹿の子」

価格:584円
販売期間:10/31(水)まで

鹿の背の白い斑点をモチーフに、餡玉に蜜漬けした栗をつけた一品。

新栗の色、食感、風味が楽しめ、今年の栗の出来がよくわかるのが特徴。新栗そのものを存分に味わうことができる。

「栗粉餅」

価格:584円
販売期間:10/31(水)まで

栗生菓子の中で一番人気の「栗粉餅」。

求肥で包んだ御膳餡を、裏漉しした栗と白餡を混ぜた栗餡をそぼろにしたもので包んでいる。

生栗を蒸しているので余計な水分が無く、味も香りも濃厚。

そぼろ状の栗餡は一口頬張ると風味がふわっと広がっていく。御膳餡を包む薄い求肥と栗餡は相性抜群で、やわらかい餅の食感が好きな人におすすめ。

― 「虎屋菓寮」の甘味 ―


「あんみつ(黒蜜/白蜜)」

価格:1,512円

北海道産の小豆を使用したこし餡と、天草からつくるほどよい磯の香りの寒天、琥珀羹や栗羊羹、黒豆、求肥などを彩り豊かなトッピング。

型抜きされた色寒天が見た目をさらに華やかに仕上げている。


「お汁粉」

価格:1,296円
種類:御膳汁粉、小倉汁粉、白小倉汁粉

小豆の風味を存分に楽しめるお汁粉。こんがり焼かれたお餅が風味を豊かにする。

これから肌寒くなっていき、身体を温めてホッと一息つきたい時に。

― 食事メニュー ―


「赤坂 季節の食事」

価格:3,240円

小豆、つくね芋といった和菓子の原材料や旬の野菜で作られたセット。食後には小ぶりな生菓子付き。

秋のメニューは、つくね芋しんじょの汁物、蕪蒸し(牛肉の肉味噌)、小豆の佃煮、湯葉を用意。


「湯葉うどん」

価格:1,620円

のど越しの良い手延べうどんに、同店の和菓子に用いる白小豆と同じ群馬県沼田地区で生産された大豆でつくった湯葉を添えて提供。

季節によって具材が異なり、秋はきのこがたっぷりと入っている。

リニューアルオープンにふさわしい、「とらや」の羊羹の歴史を鑑賞できる展示会

12/30(日)まで開催されているのは、「とらや」の羊羹のデザインに焦点をあてた「とらやの羊羹デザイン展」。

大正7年の菓子見本帳に描かれた、約450点もの羊羹デザインを展示。

他にも、羊羹づくりの道具や原材料、日本各地の名所にちなんだ羊羹、近年の羊羹のデザインなども紹介されている。

開催期間中、見本帳に描かれた羊羹から数種類を選び、数量限定で復刻販売する予定とのこと。

ギャラリーの壁3面に一列に展示された彩り豊かな羊羹デザインは、見ているだけで心が躍る。それぞれの商品名、なにをモチーフにしたのかなども知ることができる。

美味しい和菓子を堪能したら、「とらや」の羊羹の歴史を訪ねにぜひギャラリーへ。

■企画展情報
場所:虎屋 赤坂ギャラリー(とらや 赤坂店 B1F)
会期:10/1(月)~12/30(日)※11/6(火)は休み
時間:10:00~17:30
※入場無料
※10/27(土)には、赤坂店の設計を手がけた内藤廣氏による講演を虎屋菓寮で開催する予定です。

■店舗概要

店名:とらや 赤坂店
住所:港区赤坂4-9-22
営業時間:
・売場
【月曜~金曜】8:30~19:00/【土曜・日曜・祝日】9:30~18:00
・虎屋菓寮
【月曜~金曜】11:00~18:30/【土曜・日曜・祝日】11:00~17:30
※ランチタイム 11:30~14:30
・ギャラリー
10:00~17:30(イベントによっては変更の可能性があります)
電話番号:03-3408-4121
席数:虎屋菓寮 53席(室内 42席、テラス 11席)
駐車場:9台

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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