ポイズン・マザー Vol.8

「サラリーマンの旦那じゃ、全然足りないの」。結婚後も親に金を無心する35歳、お嬢育ちの専業主婦

「親を大事にしろ」

人はそう、口を酸っぱくして言うけれど。
生まれてくる親を、子は選べない。

名誉や金にすがった親の“自己愛”の犠牲となった、上流階級の子どもたち。

代々続く地方開業医の娘として生まれた七海(31)も、そのうちの一人であった。

父の死をきっかけに、母は本性をあらわした。そんな母との関係に苦悩する女の、“幸せをかけた闘い”が幕をあけるー。


父の死後、少しずつ様子がおかしくなっていく七海の母・真由美。一方、七海はベンチャー企業を経営する諒太(29)と結婚前提の同棲をスタートさせるが、母、そして姉の沙耶から結婚を反対されてしまう。

さらに、高校の友人や諒太の母親に母の異常性を理解してもらえず、七海は苦しむのだった。


―七海、助けて。

突然、母からそんなLINEが届いた。

—このままだと、ママの幸せは根こそぎ沙耶に奪われてしまいます。七海ちゃん、ママを助けてちょうだい。

ただ事ではない様子の文面に、私は動揺してしまう。最後に電話で母の声を聞いた日から3週間近くが経過しており、まと......


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