セカンドの逆襲 Vol.11

弱った女心につけ込む、危険な男の誘惑。簡単には抜け出せない、セカンド女の哀しい性

ー夢は極上の男との結婚。そのためには、どんな努力も惜しまない。

早川香織、26歳。大手IT企業の一般職。

世間は、そんな女を所詮「結婚ゴールの女」と馬鹿にするだろう。

しかし、先入観なんぞに惑わされず、彼女の“秘めたる力”をじっくりと見届けて欲しい。

vsハイスペ男との熾烈な戦いを...!

最高の彼氏だと信じていた拓斗にとって、実は香織はセカンドだった。香織は起業して拓斗を見返そうと塚田雅也の会社の選考を受ける。

だが、結果待ちをしていた時、思わぬメッセージを受け取るのだった。


「久しぶり。元気にしてる?」

スマホの画面に映し出されたのは、二股された元カレの南拓斗からのメッセージだった。

―拓斗…!?どうして今更…?

先日見た本命彼女の中原梓のFacebookから、彼らの関係はうまく行っているように見えた。それなのに、今更どうしてセカンドだった女に連絡をしてくるのだろうか…?

香織は驚きと動揺、そして「私を忘れていなかったんだ」という嬉しい気持ちが湧き上がる。

実は、自分をセカンド扱いした拓斗に対して「逆襲したい」と思うと同時に、ずっと連絡を待っていたのも事実なのだ。

―どうしよう…。

香織がLINEの画面を開いて固まっていると、スマホがもう一度小さく震えた。

―拓斗…?


しかし、今度は拓斗からではなく、ある番号からの着信だった。

「もしもし…」

「あ、早川さんでしょうか?私、〇〇の吉田と申します。先日は、当社の選考を受けて頂き、ありがとうございました」

それは、先日選考を受けた雅也の会社からの連絡だった。

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