年の差婚コンフィデンシャル Vol.1

年の差婚コンフィデンシャル:「夫を、愛してはいませんでした」美しい未亡人が語る22歳年の差婚の真実

―年の差婚―

40代の社会的に成功したリッチな夫。
20代のうら若く華やかで美しい妻。

近頃、こうした夫婦を目にすることも珍しくない。

年の差婚。
この言葉からは男と女の欲望の香りがする。
若さ目当ての男。金目当ての女。お互い、打算的。

ちょっとうらやましい?どうせすぐ別れる?
いずれにしても、多くの人は思うだろう。

そこに「愛」などあるはずはない、と―


梅雨入り間近の東京で、ある男がこの世を去った。

山中修也51歳。死因は、くも膜下出血。

激しい頭痛を訴え倒れてから、わずか2日。脳外科の権威による緊急手術の甲斐もなくあっけない最期だった。

かつて名経営者として経済誌の表紙を飾ったこともある男の突然の訃報に、周囲の人々は「死はどんな人間にも平等にやってくるのだ」と語り合った。

が、喪主を務めた彼の妻をひと目見た瞬間、その多くは考えを変える。やはり人間は平等ではない。

彼女の名は、山中塔子。

4年前、当時47歳だった山中修也の妻となったとき、彼女はまだ25歳だった。



「夫を、愛してはいませんでした」

保険調査員の小林真奈(30)は、大きく目を見開いた。

-この女、いまなんて言った?

精一杯の“お悔やみの表情”を浮かべて、極力丁寧に、聞き返す。

「あの、恐縮ですが…なんておっしゃいました?」

「夫を、愛してはいませんでしたと申し上げました」

真奈は目の前にいる女を見つめ返す。

毛穴というものがまったく存在しない肌。細く長い首筋。真珠のように白い歯。部屋着としてまとっているのはLA PERLAのガウンだろうか。

ひと目で高級とわかる部屋着からは、うっとりするような甘い香りがした。

この女の1ヶ月の美容代だけで、自分の年収をかるく超えそうだ、と思う。

山中塔子、30歳。真奈と同じ1988生まれ。

なのに、この違いときたらどうだ。

真奈は自分の足元に目をやる。セールで手に入れた、安っぽく光る合皮のハンドバッグが塔子の目に入らないよう、グッと椅子の下に押し込んだ。

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