ネブミ男 Vol.12

無駄に腕や足をクロスさせ、分かりやすい“いい女アピール”をするクネ・クネ子参上

東京に“ネブミ男”と呼ばれる男がいる。

女性を見る目が厳しく、値踏みすることに長けた“ネブミ男”。

ハイスペックゆえに値踏みしすぎて婚期を逃したネブミ男・龍平は、恋愛相談の相手としてはもってこい。

相手を値踏みするのは女だけではない。男だって当然、女を値踏みしているのだ。

そこで値踏みのプロ・龍平に、男の値踏みポイントを解説してもらおう。

これまでに、姫気質な「ワタシ姫」や、自称サバサバ系の鯖女子夢見る夢子ちゃん依存症の女などを見てきた。

今週、彼の元にやってきたのは...?


「龍平さ〜ん♡」

西麻布にある『AZUR et MASA UEKI』にやって来たのは、先日知人の紹介で知り合った綾子だ。

「龍平さんとこうして二人っきりでお食事できるの、すごく楽しみにしてたんです♡」

綺麗な真っ白い歯を見せながらニコッと可愛らしく綾子に微笑まれ、龍平は思わずたじろぐ。

綾子を紹介してくれたのは、龍平の学生時代の友人・勝(マサル)だった。

「いい加減に、誰かと向き合った方がいいんじゃないか?」

そう言いながら、勝の中で一押しだという綾子を紹介してくれたのだ。前回は三人で食事をしたため、綾子と二人で食事をするのは今日が初めてとなる。

「龍平さんは、お酒は何が好きですか?私、龍平さんと同じものを貰おうかなぁ」

抜群に可愛くて、気立ても良い。会話力もあるし、拗らせ野郎の龍平自身よりも、綾子が独身で、ましてや彼氏さえいないのが不思議でならなかった。

しかし後に龍平は、彼女が独りでいる理由がよく分かることになるのだった。

【ネブミ男】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo