小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.44

ぎゅっと詰まった魚介の旨みが衝撃的!恵比寿で見つけたビストロ仕込みの絶品カレー

半チャーハン&ラーメン¥900


昭和35年から続く昔ながらの味わい
『栄楽』の半チャーハン&ラーメン

雄飛さんの地元・原宿で、昭和35年の創業から店を閉めるまで、地元のひとから愛されていたという町中華『栄楽』。

原宿店がなくなったあと、恵比寿の地で移転再開し、現在は先代の息子夫婦が引き継ぐ、創業58年目の老舗。

できる限り国産の素材を使用し、真心込めて自家製を心掛ける料理は、ラーメンから本格中華までと幅広い。

厨房奥にある製麺機は、昭和42年から使い続ける特注品。店の麺作りを支える要的存在

「奇をてらわず、透き通った王道の醤油ベースのスープと、滑らかにのどを通る自家製麺がたまらないですね」。

このラーメン目当てに、原宿時代からの常連も多く訪れるという。雄飛さんもそのひとり。

他では味わえない、シンプルさを極めたこの味が、常連たちを魅了する。地元ネタで会話が弾む、このゆったりとした空気感が心を和ませる。

初代ご主人が考案した、創業当初はハイカラだったメニュー。ストレート麺にカレーが絡む、雄飛さんの愛する一品。カレーそば¥900

「僕の実家近くにあった原宿店は、ご近所で知らない人はいない町中華。庶民的な価格でもB級では片づけられません。ずっと同じ味を守り続けることは尊敬に値します。

ちなみにこちらのカレーそばは、あと引く辛さで、幼少の頃からラーメンに並ぶお気に入り。僕のカレー好きはここから始まったのかも!」

意外なルーツも発見し、雄飛さんの『栄楽』愛は、またさらに深まったようだ。

創業当時の歴史を物語るように鎮座する、年季の入った招き猫。モノクロ写真は今はなき原宿店

店の外にかかる創業昭和35年の看板が趣深い

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この記事へのコメント

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田舎者
魚介カレー、半チャンラーメン、一瞬神田神保町か?と思いましたが、これも恵比寿の名店、是非行きたいです!
2018/03/31 08:203

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