ネブミ男 Vol.1

ネブミ男:「好きなタイプの男性は?」 。その回答で分かる、結婚できる女とできない女の差


「実は最近俺もデートした子がいるんだけど、その時行ったお店がさあ…」

やはり、今の春菜にこれ以上ダメ出しするのはやめておこうと思い、龍平は話題を変えることにした。

「へえ、デートであのお店に行ったんだ?私も何度か行ったことあるけど、その時行った彼は私のことが大好きでね。そういえばあの彼も、もう結婚しちゃったらしいのよね」

「あ、そうなんだ。いや俺もさ、あのお店行ってみたかったから…」

「え、龍平、あそこ行ったことなかったんだ?でも私だったら、最初のデートはもっとスペシャル感が欲しいなあ。そうだ、スペシャル感といえばさぁ…」

それから約5分、龍平は春菜の話に耳を傾けた。


決定的に春菜に欠けているもの...

「ちょっと龍平、急に黙っちゃったけど、何なのよ。私の婚活を真剣に応援してくれてるなら、アドバイスくれてもいいでしょ!」

「え...ハッキリ言っても平気なの?」
「もちろん」

彼女に決定的に欠けているもの。
それは、サービス精神だ。

春菜はさっきからキーンと耳に鳴り響くような甲高い声で自分の話ばかりして、全く人の話に耳を貸さない。

“俺が、俺が”と自分のことばかり話し、自慢する男を「オレガー」なんて呼ぶ言葉が巷では流行っているようだが、言うならば彼女は「ワタシ姫」である。

本人は人の話を聞いているつもりだが、話を途中で遮り自分の話にすり替える。

女性がお喋りなのは仕方のないことだけれども、たまには男だって話を聞いてほしいときがある。もしくは、一人で静かな時間を楽しみたい時もある。

そんなことお構いなしとばかりに、“私はね、私がね”と毎回自分の話ばかりされたら疲れてしまう。

おそらくデート中もこの調子だったのだろう。タチの悪いことに春菜はさらに、結婚願望が強いと感じさせてしまった。

そんな彼女を鑑みて、男性は“この人と付き合ったら面倒くさそうだ”と何かのレーダーが自然と働いたのだろう。

「私は協調性があるから、そんな自分の話ばかりしないわよ」

春菜はプリプリと息巻いているが、残念ながらこれが、ネブミ男・龍平の見立てだ。

未婚の龍平が偉そうに言える立場ではない。それは百も承知の上だ。ただ、何かの役に立てれば良いと思っているだけ。

ー彼女を包み込んでくれるような、優しい男を探せばいいのになぁ...

そんなことを思いながら、龍平は一人、またちびりとウィスキーをすすった。


▶NEXT:4月5日 木曜更新予定
グルメ偏差値の高い女が値踏みされたポイントは?

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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No Name
分かる…こういう人いるよね、こっちが話してるのに、自分の話にすり替える人。
違う話になってしまっているから、結局自分が言いたいことが言えなくて悶々とするけど、わざわざ話を元に戻してまでいう気にならない。
もういっか…って。
2018/03/29 05:5099+返信20件
No Name
ネズミ男かとおもた
2018/03/29 05:1699+返信8件
No Name
東カレもとうとう妖怪路線に…!と思ったら値踏みか笑
2018/03/29 05:2488返信2件
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