東京就活事情 Vol.8

「どうしてもCAになりたい…!」見栄とプライドを捨てて転職した客室乗務員の、惨めな婚活事情

就職活動は、今や「売り手市場」と言われ、かつての就職氷河期などどこ吹く風。

しかし、時代を問わず“狭き門”とされる企業は常に存在し、選ばれし者だけが生き残るのが現実だ。

そして「就活の頂点」を目指す若者たちは皆、こう信じている。

−就職で、すべての人生が決まる。

本連載で紹介するのは、内定のためなら手段を選ばない数々の猛者たち。彼らが語る、驚くべき就活のリアルとは?

先週、ボストンまで飛んだ女が登場したが、今週は!?


【今週の就活女子】

・名前:舞(31歳)
・現在の勤務先:中堅航空会社
・出身大学:都内女子大学
・就職時の内定企業:大手建設会社


「さっきフライトから帰ってきたばかりで…」

舞は、お団子ヘアーに赤い口紅、某ブランドのダウンを羽織り、同じく定番ブランドのトートバッグで『こくりこ』に登場した。ザ・CAスタイルである。

全体的に濃い化粧をしているため、あくまで想像だが、元々の顔は薄めの“雰囲気美人”。絶世の美女というわけではなさそうだ。

席に着いた舞は、ふうっと小さくため息をついた。フライト帰りだからだろうか、ひどく疲れた様子だ。

客室乗務員、通称“CA”。

機内で出会う彼女たちは、凛としていて美しく、優しい笑顔を向け、真心のこもったサービスをしてくれる。昔から、男性にとっても女性にとっても憧れの職業だ。

しかし舞の疲れた様子を見ていると、CAの完璧な振る舞いは飛行機の中限定なのかと、がっかりしてしまう。とはいえ、業務外なのだから仕方ない。

そのうち、彼女は目に涙を浮かべながらポツリポツリと話し始めた。

「大企業を辞めてまでCAになったんですが…はっきり言って、後悔しかありません」

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