神戸嬢戦争 Vol.2

神戸嬢のショップ店員は、“可愛い”だけじゃ通用しない。女の園での壮絶なマウンティングとは

アラサーの神戸嬢を語るには欠かせないある“時代”が、神戸にはあった。

2000年代初期、今なお語り継がれる関西の「読者モデル全盛期」だ。

それは甲南女子大学・神戸女学院大学・松蔭女子学院のいずれかに在籍する、容姿端麗な神戸嬢たちが作り上げた黄金時代である。

しかし時を経て読モブームは下火となり、“神戸嬢”という言葉も、もはや死語となりつつある。

高校時代から神戸嬢に憧れていた姫路出身の寛子。神戸女学院大学の入学式で読者モデルにスカウトされ、華々しく“神戸嬢デビュー”を果たす。

その後大学の友人・由美子に誘われ、カリスマ読者モデル・菜々子がプロデュースするブランドでのアルバイトが決まったが、早くも暗雲が立ち込める…?


―こんなトントン拍子に、憧れやったブランドのアルバイトが決まるなんて……。

出勤初日。寛子は、大学終わりに急ぎ足でアルバイト先へ向かっていた。

神戸嬢デビューとしての滑り出しは、恐ろしいくらいに順調だった。

入学式に読者モデルとしてスカウトされ、誰もが憧れるカリスマ......


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