路地裏の和食屋から真っ暗闇のバーへそぞろ歩く。これが神楽坂の大人のデートプランだ!

アフリカから取り寄せた一枚板のカウンターが印象的な店内


身をゆだねるだけで大人になれる和食店
『蒼穹』

長年、都内のホテルや和食店で酒番として活躍していた多田正樹さんが店主。2017年4月に和食と日本酒を楽しむ店として『蒼穹』をオープンさせた。

料理は7品または11品のコースのみ。料理長の大塚将人さんが旬の食材を、飾りは控えめに、それでいて他店では見られないひと工夫を加え提供してくれる。

軟らかく臭みの少ない雌猪肉の脂のコクをまとった米が食欲をそそる猪の炊き込みご飯


たとえば猪の炊き込みご飯にはごぼうとセリを合わせ、土釜を開けた瞬間に肉、土、春の香りが絶妙にマッチし鼻孔をくすぐる。

そんな丹念な料理に、多田さんが選ぶ日本酒を合わせれば、相乗効果も抜群。

多田さん曰く、もてなしのテーマは“流れ”。約2時間、ただ流れに身をゆだね、美酒美食に酔いしれられる場所なのだ。

黒七味が香る金目鯛の焼き物には旬のくわいが添えられている。コースは7品¥8,000、11品¥13,000を用意。

以前よりは明るいという暗い店内


神楽坂でバーと言ったら真っ暗闇のここ!
『歯車』

“かみ合わせを調整できる空間”という意味を込めて、『歯車』という店名はつけられた。その名のとおり、暗く静かな店内に身を置くと、せわしない毎日のリズムが整うように気持ちが落ち着く。

15時から営業しているのも、「ふっとできた時間を贅沢に使っていただきたい」というオーナー兼バーテンダーの濱本義人さんの思いが理由だ。

金柑のホットカクテル¥1,800


メニューはなく、濱本さんに「◯◯を食べた帰り」「柑橘のカクテルを」とやんわり好みを伝えると、処方箋のようにその人に合った一杯を出してくれる。

ボトルは並べられていないが、他のバーではなかなかないブランデーやリキュールも実は多数用意。神楽坂と言えば真っ先に出てくる名店だ。

フランス最高峰のフルーツブランデーの洋梨版「オー・ド・ヴィ・ド・ポワール・ウィリアムス パスリエ」のストレート¥5,000。

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