悪妻 Vol.6

悪妻:「あの男の元へ行くのか?」紳士な夫になりきれず、漏れ出した妻への本音

東京には、いろいろな妻達がいる。

良き妻であり、賢い母でもある良妻賢母。

夫に愛される術を心得た、愛され妻。

そして、あまり公には語られることのない、悪妻ー。

これは、期せずして「悪妻」を娶ってしまった男の物語である。

女性の美に並々ならぬ執着を持つ藤田は、若く美しい妻・絵里子結婚するが、振り回される日々が続く。とうとう家出までした絵里子だが、突然帰宅する。


妻が語る、意外な家庭環境


「どこって…普通に実家よ、杉並の。」

絵里子に家を出ていた3日間に泊まっていた先を尋ねると、悪びれもせずそう答えた。

「え…?お父さんとお母さんのところかい?それじゃあ、一言そう言ってくれれば良かったじゃないか。」

非難めいた口調は絵里子が最も好まないものだ、と藤田......


この記事へのコメント

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No Name
小野さん何歳くらいから分からないけど、土曜の夜に同僚の既婚者に突然呼び出されてすぐ応じるって虚しすぎるよ…
2017/12/08 06:0562返信3件
No Name
絵里子も若干父親似...と思ったのは私だけでしょうか?こんな夫婦疲れるだろうな。てか、小野ちゃんに甘えちゃうんだ。絵里子と一緒じゃないかーい!って思うけど恋愛関係にならなければ聞いてくれる相手は必要だと思うから許す。
2017/12/08 05:4446返信4件
No Name
金曜日小説1本だけになっちゃった。
2017/12/08 07:1938返信1件
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