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  • アラサー女の「何かいいことないかな…」は危険信号?どん底に落ち込む33歳女の、忘れられない夜

    ―なにかいいことないかな。

    人生に立ち往生したとき。人はその言葉を、つい口にしてしまう。

    33歳で独身の舞子も、この言葉が最近の口癖になっていた。


    「舞子、この間の食事会、どうだったの?」

    西麻布のいつものイタリアンレストランで、私たちは赤ワイン片手に女子会をしていた。

    33歳の独身女3人組。見た目は小奇麗にしているし、20代の若い女子たちより気の利いた話だってできる。ある程度稼ぎがある30代の女たちは、「今が一番楽しい」と口を揃えて言うのだ。

    「うーん。イマイチだった。業界全然違うし、話が合わなくて。」

    私は努めて明るい声で答えたけれど、カラ元気なのはバレバレだ。うまくいかないことがあっても悲観的な話はしないようにしているけれど、最近はそうもいかないのが現実である。

    「あーぁ。何かいいことないかなぁ…」

    何気なく、小さくつぶやいたつもりだったけれど、隣に座っていた茜が「もう舞子ったら何言ってるの!」と肩に手をぽんと置いて励ましてくれた。

    「次だよ、次。舞子なら、絶対大丈夫」

    私はつい最近、結婚を考えていた彼と別れたばかりなのだ。

    彼と別れた夜、私は人生で初めて一晩泣き明かした。その夜以来、私はひどく落ち込んでいる。

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