神楽坂の隠れ家へ… Vol.3

神楽坂で秘密にしておきたい、フレンチと和のバランスが最強な大人酒場発見!

ラム肉を塩コショウでマリネした後、赤ワインに数日漬け込こむ。取り出したラム肉に焼き色を付け、フォンドボーと子羊の出汁、軽やかな赤ワイン、クミンやコリアンダーなどのスパイスとともに煮込んでいき完成する「ラムシャンクブルゼ」(2,800円)

お待ちかねのメインディッシュは、とろける食感と弾ける旨みを併せ持つ

メインには「ラムシャンクブルゼ」をセレクト。オーストラリアやイギリスの料理で、本場で食べると味気ないことが多いという。そんなレシピもしっかりとフレンチの技法を使う仲田氏の手にかかれば、絶品料理へと変貌する。

ナイフはいらないほど、ほろっと崩れていく柔らかなラム肉は、口に入れた瞬間に蓄えた旨みを弾けさせる。スパイスの香りとラムの相性の良さも感じ、お酒のペースもあがりそう。

「スープドポワソンカレー」(1,000円)。サラッとした食感のジャスミンライスに合わせて召し上がれ

〆にも技あり!唸るほど旨いカレーに注目

〆も「米沢牛のチャーハン」や「油そーめん」など酒飲み心をくすぐる品が揃っている。なかでもおすすめは「スープドポワソンカレー」。

新鮮であるが小さいためはじかれてしまう磯魚5種類ほどを市場で仕入れ、スープドポワソンを丁寧に作り上げていく。そこにスパイスをプラスして魚の旨みがたっぷり詰まったカレーが完成するのだ。ひと口頬張った瞬間に、力強い魚の旨みが駆け抜けていき、全て胃に納めるのはあっという間だろう。

食御酒やコーヒーを頼んだお客さんに提供されるプティ・フール変わりのボルト型のチョコレートもかわいい

おつまみとしても、ガッツリと食事でも、オールマイティに尚且つしっかりとフレンチを楽しめる『神楽坂BOLT』。

ワインだけでなく「じゃばらサワー」(670円)や「ゆずサワー」(640円)、「屋守」(800円)なども揃え、好みのペアリングを楽しめる

ビストロという枠組みでは、今までなかったジャンルにとらわれない場所を目指していくと語る仲田氏。正統派フレンチという一本のしっかり通った筋を幹に、彼の経験と感性を活かしたくさんの枝を広げていく神楽坂の大樹となるだろう。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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