神楽坂の隠れ家へ… Vol.2

神楽坂の隠れ家は、ホントに「家」だった!サプライズすぎるイタリアンデート!

この日の前菜は「カツオとレンコンのカルパッチョ」。玉葱を煮つめ、バルサミコとオリーブを細かく切ったものを入れたドレッシングが全体の一体感を高めてくれている

まずは新鮮野菜を使用した前菜をオーダー

同店の特徴は隠れ家感だけではない。生産者と結びついた「ファーム トゥー テーブル」を目指す古田シェフが作り出す、野菜を中心にした創作イタリアンの味わいも訪れた人の記憶に強く刻まれるだろう。

鎌倉、三浦、そして京都から毎日新鮮な野菜を仕入れ、その日の仕入れ状況により少しずつ料理も変化していく。同店の屋上には自家菜園も備え、夏にはトマト、冬にはハーブ類などを栽培している。

緑のパスタこと「ルッコラのタリアテッレ」。大きさが目をひく京都の丹波シメジからポルチーニ、マッシュルーム、鴨と玉葱などに加え、ハーブ類もプラス。秋の味覚を存分に感じる事ができる一皿である

秋が旬の食材を贅沢に
自家製パスタ3種も絶品

パスタメニューに目を向けると「緑のパスタ」、「赤のパスタ」、「黄のパスタ」と気になる表記が目に入る。こちらはそれぞれの色が示す旬の野菜を練り込んだ自家製パスタである。

この日はルッコラを練り込んだ「緑のパスタ」をセレクト。美しく鮮やかな色合いに負けない、ルッコラのいい香りが口に入れる度に広がっていく。

ほか、この日の黄色は「サフラン」、赤は「トマト」を練り込んでおり、それぞれ違った味わいが楽しめるので食べ比べてみるのもいいだろう。

京都産のコシヒカリにトマトやスパイスの旨みと香りがしみ込み、最高の状態で運ばれてくる「土鍋のチキンライス」(1,400円)※注文から完成まで20分ほど要する

名物はさらに〆も潜む
ただの土鍋ご飯ではない!

〆には名物の「土鍋のチキンライス」を味わって欲しい。京都産のコシヒカリとともに、トマトや独自配合のスパイス、レモングラスに巻き炙った鶏つくねなどを入れて炊きあげる土鍋は、一度は味わってほしいメニューだ。

つくねはレモングラスから外し、トマトとともにクラッシュしながら混ぜて召し上がれ。ほうれん草やバルサミコ酢、パルメザンチーズで味変していくのも楽しい

古田氏の「かしこまらずにほっとする料理を味わって欲しい」という想いが、一番感じられる逸品だろう。

玄関脇に備える個室の利用は要予約

開業から8年。利用時間制限などは設けず、とにかくゆったりと過ごして欲しいという古田シェフの想いを体現化し尽くした『神楽坂 アルボール』。

今夜はゆったりと大切な人との時間を過ごしたい。そこに美味しい料理とお酒があったら……という願望がよぎったならば真っ先に『神楽坂 アルボール』を思い出して欲しい。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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匿名
…落ち着けない🙈🍴
2018/05/30 21:390

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