今さら聞けないワインの基礎知識 Vol.4

夏に飲むべきはロゼ!『エノテカ』GINZA SIX店の売り上げベスト3を占めるのだから間違いない!


――プロヴァンスのロゼにぴったりのお料理ってなんですか?

柳「なにせ地中海生まれのワインだから、魚介類でハズすことはまずない。イサキの塩焼き、ワイン蒸しにしたハマグリ、ロゼのもつハーブ香がワサビとも調和するのでお刺身ともいける。サラダやラタトゥイユなど野菜料理とも合うし、チキンやポークといった肉料理でも大丈夫。」

――お肉はどうでしょう?

柳「赤身肉の場合、ビーフは難しいかもしれないけど、ラムとならばっちりだよ。バターやクリーム、ソースなどは使わず、ミックスハーブと塩こしょうのようにシンプルな味付けが一番。なんにせよ、このヴァーサティリティこそロゼの取り柄だと思うな。」

――冬でも、ロゼと楽しめるお料理があったりします?

柳「鍋にいいねぇ。いろいろな具材をごちゃまぜにした寄せ鍋にロゼは、最高の組み合わせ。だってプロヴァンス名物のブイヤベースが寄せ鍋そのものだから。」

――いけない、この蒸し暑いのに鍋の話なんて聞いたら、汗が噴き出してきました。

柳「では涼しい話を。ロゼは冷やし中華にも合うよ。嘘だと思ったら試してみなさい。」

――へえ!明日のお昼は冷やし中華とプロヴァンス・ロゼにします。

柳「では私はこれから、コート・ダジュールでビキニの美女を眺めながら、冷え冷えのロゼワインを楽しむべく、ニースまでひとっ飛び。」

――うわ、ずるい!!

たとえば、こんな1本
「エスタンドン ソルスティス」

夜間の涼しいうちに収穫したサンソー、グルナッシュ、ロールをただちに圧搾。バラの花びらのような、この美しい色調こそがプロヴァンス・ロゼの命。フローラル、かつフルーティなアロマ。ピュアな果実味と酸味に、地中海の潮風を思わせる軽い塩味まで感じられる。

¥4,536/ロゼレガンス TEL:043-306-9911

教えてくれたのは、柳 忠之さん

■プロフィール
世界中のワイン産地を東奔西走する、フリーのワインジャーナリスト。迷えるビギナーの質問に、ワインの達人が親身になって答える

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