その一皿にすべてを賭ける!大人が知らないとマズイ六本木の王道レストラン4選

トレンドを敏感に反映した新店が日々誕生する街・六本木。そんな街にありながら、変わらずに愛され続ける名店が存在する。ココに行けば間違いなし!という名店を4軒厳選してお届けしよう。

左より、フカヒレ入り蟹の内子入りスープ¥2,200、上海名物黒酢の酢豚¥2,500、肉汁たっぷり焼きギョウザ¥300(1個)

本場・上海の味を変わらず、正しく伝え続ける
『中國飯店 六本木店』

今や、すっかりポピュラーな中華メニューのひとつ、「黒酢の酢豚」。実はここ、『中國飯店 六本木店』がいち早く手掛けた料理であることをご存知だろうか。1973年、中国人オーナーが開業するにあたり「上海の名物料理である黒酢を使った酢豚を出したい」とメニューに載せたのが始まり。

酢豚といえばサンザシやケチャップを使った“赤くて甘い”ものが主流だった時代に、パイナップルはおろか野菜も一切入れない、豚肉のみの潔い酢豚は、六本木に集う流行に敏感な人達の耳目をさぞや集めたことだろう。

黒真珠の如く艶やかな酢豚の味わいは、力強い!の一言。時間がたっても触感の良い衣に、あんがたっぷりと絡む。やや厚めの皮から肉汁が溢れる焼きギョウザや、フカヒレと蟹の内子という豪華競演なスープもまた然り。

2階は個室が中心で6室を用意。さまざまな広さの部屋が用意されている。数十人での会食も可能。

1階は比較的カジュアルな雰囲気。さまざまなオケージョンに対応してくれる。テーブル席は115席のため、大人数での食事会にも重宝しそうだ。

六本木六丁目の信号のたもとに、深夜まで燦然と輝く看板。まだファミレスやコンビニがなかった頃は、夜遊びの締めとしてここに立ち寄る通人が、今以上に多くいたはず。

ステーキディナー¥15,000より、黒毛和牛のサーロインステーキ150g。フィレなら130g

とっておきの晩餐なら眼前で焼き上げられる、極上の黒毛和牛を
『STEAK HOUSE hama』

東京オリンピックが開催された、1964年に創業。活気づいていたであろう街の雰囲気が、オープンしたばかりの店の賑わいを一層後押ししたはずだ。そして、それから半世紀を超えた今、『ステーキハウス ハマ』は六本木の美食を語る上で外せない存在となっている。

2013年11月に現在のビルにリニューアル。4階建ての重厚な建物には、デート、会食などあらゆるオケージョンに対応可能な鉄板カウンターや個室が設えられている。

主役たる黒毛和牛は、「日本三大和牛」の中から松阪・近江牛を仕入れ、常時状態の良いものを提供。綿密に焼かれたステーキは、ひと切れ食せば、繊細な身質と、舌にすっと溶ける脂に陶然となる。それでいて、海鮮類も活けのものを使って抜かり無いのも、名店の証左。

サーロインであれば、肉塊から切り落とした脂を野菜と共に肉の上にのせ、一緒にひっくり返し……と、シェフの流麗な手さばきも、味わいを増幅する大切な要素だ。

オープンカウンターでも、個室でも、すべての席に鉄板を設え、ゲストの目の前で調理するのが『ハマ』流。

店は、乃木坂に程近い交差点にそびえ立つ。(サービス料10%が加算されます)

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