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  • 港区女子の向こう側 Vol.4

    港区を“卒業”して、酸いも甘いも知り尽くした女たち。ピンヒールを脱ぎ捨てた後に見えた人生とは・・・

    蝶よ花よと男性からもてはやされ、煌びやかな生活を送る港区女子。

    その栄華は当然ながら、長続きしない。

    彼女たちもそのことを理解しており、適切なタイミングで次のステージへと巣立ってゆく。

    かつて港区女子だったことを露とも思わせぬ顔で、彼女たちは“一般的な”東京生活に溶け込んでいく。

    外資系ジュエリー企業の宣伝部に勤める、香(カオル)。かつて港区女子だった彼女も、今は何食わぬ顔で東京生活に溶け込んでいる。

    香は如何にして「港区女子の向こう側」へと辿り着いたのだろうか。

    同い年の将生と出会い、彼の存在が気になるものの、26歳の港区女子・里奈と将生が一緒に歩いているのを目撃してしまう。

    しかもその日、同棲していた彼氏・純一に別れを告げられて、落ち込んでいた香だったが…?



    「あ、このヒール…。もう履かないかな」


    純一と別れたあと、香は同棲していた元麻布の部屋から目黒へ引っ越した。今日は引っ越したときの荷物をほどきながら、シュークローゼットの断捨離をしていたのだ。


    「よし、もう捨てちゃおう」


    港区で遊でいたときによく履いていた真っ赤なハイヒールは、ヒール部分の傷も目立っていたし、1ヶ月も履かなかったら埃をかぶって、何となく色褪せて見えたのだ。

    生活環境が変わると、身につけるものも自然と変わる。目黒はとにかく坂が多いし、ペタンコ靴も1足あると、休日は便利そうだ。


    ―そう言えば、この間銀座をぶらついているとき、可愛いバレエシューズがあったな。


    明日にでも早速新しい靴を買いに行こう、そう思うと楽しい気分になってきた。香は昔から、「切り替えが早い」と周囲から驚かれる。

    目黒という地にあまり馴染みはなかったが、港区にも渋谷区にも近く適度に賑やかで、しかし落ち着いた大人の雰囲気があるところが気に入っていた。遊びに来る人より、住人やビジネスマンの方が多いからだろう。

    綺麗になったシュークローゼットを見て、すっかり満足した香は、出かける準備を始めた。

    今日はミカが、目黒に遊びに来る予定だった。

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